香港物第1弾  正解
ミニ・ディンキーでした。



■時はミニカー暗黒時代、まさに死に瀕していたディンキーが、当時の親会社であるエアフィックスの肝いりで、延命策のひとつとしてリリースしたシリーズがミニ・ディンキーです。(もちろんその効果というと……)

■ただし、このシリーズ名は、トミカで言う「赤箱」「青箱」のような通称であって、パッケージのどこにも「ミニ」とは入っていません。

■金型にしても、担ったのは米キドコ(KIDCO)であり、多くの熱狂的ファンを持つ英ディンキー、仏ディンキーのテイストはまったくみられません。

■なお、60年代に、同じく香港でつくられた1/65サイズのモデルには、正式にミニ・ディンキーと冠せられており、このあたりがまぎらわしいところです。



 60年代ミニ・ディンキー
 MG B

 (#19)
60年代ミニ・ディンキーは、マッチボックスのレギュラーホイールにも匹敵するコレクターズアイテム。レア度で言えばMBよりもこちらのほうがむしろ上。チープ感は皆無、伊ペニーにも並ぶスケール性があり、他の「香港物」と一緒にしちゃダメ。
  (画像をクリックすると640×480サイズで見られます。)



 KIDCO版ミニ・ディンキー
 トヨタ セリカ St
 (#105)
KIDCO版ミニ・ディンキーは、#100以降の型番。
そのうちの多くは、後にキドコの「TOUGH WHEELS」シリーズとしても売られた模様。(アルファ33クーペはディンキー版しか存在しなそう。)
  (画像をクリックすると640×480サイズで見られます。)




60年代ミニ・ディンキー裏面 KIDCO版ミニ・ディンキー裏面
   
#105 トヨタ セリカ St #119-3 トヨタ セリカ St