第10回  蠱惑の都ホンコン(Hong Kong)



 世紀末も間近に見えていたミニカー暗黒時代。当時、70〜80年代のメイド・イン・香港物に魅せられた少年の話は、本コーナーの第8回、第9回をお読みいただいた方なら、すでにご存じかと思います。

 さて今回は、これまでとはちょっと趣向を変えて、ワイキキ少年がこれまでめぐりあったお気に入りの香港物を、ブランド別にご紹介していきましょう。

 なお、ここで言う「香港物」とは、主に香港返還前に製造されたMADE IN HONGKONGという表記が入ったモデルを指しますが、一部、CHINA表記の物なども含んでいます。「中国物」のほうが、より包括的で的確な表現かも知れませんが、あの時代の雰囲気、手ざわりを再現するため、あえてワイキキは香港という言葉にこだわろうと思います。

 では、魔都香港が送り出した逸品・珍品の数々をどうぞ……。




 ++第1弾++
 アルファロメオ 33クーペ
以前、ちらっと紹介したものの再掲。
のっけからこのブランドを出すのは、やや反則という話も。これもれっきとした「英領」香港物です。さて、このモデルのブランドは?
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  (各モデル、画像をクリックすると640×480サイズで見られます。)



 ++第2弾++
 マツダ GT
マツダの ロータリークーペ。角形ライトから、最近コナミから出たファミリアにも思えるが、丸いリアホイールアーチの形状からカペラ。したがって、カペラ ロータリークーペの初期型。
70年代の香港物に数多い、黒箱トミカ参照系(byぽいうさん)っぽい。
さて、このモデルのブランドは?
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 ++第3弾++
 フェラーリ 250LM
ちょっと肥満ぎみの250LMは、自動車モデル以外でも有名な某ブランド製。これも、第1弾と同じく、香港物とするのは反則かも。
さて、このモデルのブランドは?
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 ++第4弾++
 ランボルギーニ イオタ
香港物といえば、このブランドを忘れてはいけません。
80年代になって突如としてリリースされた幻の牛JOTA。ミニカーとしても時代の徒花か。
さて、このモデルのブランドは?
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 ++第5弾++
 VW ポルシェ 914タピロ
これも、My Collectionのどこかで紹介済み。
まさかこんなレアなコンセプトカーまでモデル化されていたとは! 出会ったときの衝撃度では、香港物で1位、2位を争う。
さて、このモデルのブランドは?
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*先頭の画像は、香港物の逸品、プレイアートの7140番、
 ホンダS800。
 ツーピース・ホイールのヴィンテージタイプなのがなお嬉し。