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2003

2003年でもっとも長かった6日間!2003/12/31記、2004/1/1更新
 今年もあとわずかというこの時期、一年の締めくくりにふさわしい、とんでもないモデルが手に入りました。
 もちろん、“とんでもない”と思っているのは全世界でワイキキただ一人かも知れませんし、モデルそのものは、生憎と、思いっきりのジャンク品です。(右の画像は、正体を伏せるため加工しています。)
 さて、このモデルの正体は……こちら

  
ヒント:キーワードは、なんと、トミカ!

謎のBMW M1……正体判明!(2003/10/16記、2004/1/28更新
 以前、DIECAST CAFEのほうに妙なBMW M1のことをチラと書きましたが、その正体がようやくわかりました。
 中国製の、内装もないチープなM1ですが、驚くなかれ、裏面に入っている文字は「 LAMBORGHINI 」!
 「なにぃ? ランボルギーニE-26!?」と、スーパーカーブーム直撃世代のワイキキは手に取ったとき思わず驚いてしまいました。M1はもともとBMWから委託されてランボが開発を進めていたのですが、その開発車のコードネームがE-26なのでした。当時の我が国での通称、ランボルギーニBMW・E-26。小スケールミニカーでは、ダッパーというブランドがプルバック機構付きのを出しているだけのはずです。
 しかし、外観を見るかぎり、E-26というよりはワンメークレースのプロカー仕様です。E-26だったら、巨大なリアウイングはついていないはずなのですから。
 このモデルの正体を探るヒントは裏面の刻印にあります。先だってのI3Rさんのご発言から、今まで見落としていた重要事項に気がついたのです。
 裏面には次のような文字が刻印されています。
   MADE IN CHINA
   SCALA 1:55
   LAMBORGHINI
   RN15
……さあ、もうおわかりですね。驚愕の事実。そして、失笑?
 M1の正体は……こちら
ラフなもの、汝の名は……なり?(2003/10/04
 中国製とかのチープ系ミニカーでは、裏面に車名などが刻印されていないのがもはや当たり前ですね。
 もちろん、刻印の有無よりも、モデルの出来がラフすぎて車名がわからないという例も数多いのですが(笑)、入手したミニカーをデータベースに登録している関係上、車名が特定できないのはどうにも不便です。刻印がないモデルについては、とぼしい知識を総動員して、なんとか車名をひねりだしていますが、中にはどうしてもお手上げのものもあります。
 さて、今回、正体不明の韓国車のミニカーを手に入れたのを機に、みなさんのお知恵を拝借するページを設けることにしました。はっきり言ってパクリの企画ですが、いつの日か、このサイトにおける「正体不明車ページ」の役目が終える時が来ることを信じて、当面、続けていこうと思います。
 一発目としてまずは、韓国車(デーウ?)を含め3台の正体不明車をあげてみました。これらのモデルについて車種がおわかりの方、ブランド名をご存じの方がいらしたら、BBSまでお書き込みください。どうか、よろしくお願いします。
 また、画像をお送り下されば、みなさんのお手元にある正体不明車も随時追加して、情報を募集いたします。謎のミニカーをお持ちの方は、お気軽にメールまたは掲示板にてご連絡ください。
 では、正体不明車のページへどうぞ……こちら
夏休みの工作(2003/9/7記、2004/1/28更新
 ジャンク品だったマジョレット版フェラーリ456をうっかり落としたら、なんたることか、シャーシーがパカッと外れてしまいました。
 一瞬嘆いたものの、そこでワイキキはひらめきました。「ひょっとしたら、これはカスタマイズしろという天のお告げでは?」(笑)
 ……というわけで、この夏は、十ウン年ぶりにミニカーのカスタマイズに挑んでみました。
 どうせなら希少車をということで、456を456Mに改造することとしました。ピニンファリーナによる456ベニスという選択肢もあったのですが、ワイキキの腕ではとてもとても。
 果たして改造の成果は……こちら
さがしもの、見つけた!……幻の跳ね馬編(2003/8/28
 今週ついに、10年来さがしていた我が“幻のフェラーリ”を手に入れました。
 なぜ“幻”なのか、それは一体どんなモデルなのか。
 書きはじめるとやはり長くなってしまったので(笑)、詳しくはMy Collection第6回をどうぞ。
とびっきりの愛人と初恋の人(2003/8/13
 ワイキキが所有しているモデルの中で最も製造年が古いものと言えば、文句なしにこれでしょう。
 マッチボックスの#53、アストンマーチンDB2/4。
 マッチボックス・コレクターさんのサイトによると1958年製となっています。2003年の今からみると、半世紀近くも前に作られた金型だということですね。もちろんこの個体そのものが製造されたのは1、2年ずれている可能性は大ありですが、それでもワイキキよりずっと年上です。
 これを手に入れたのは、小学六年生の正月のことでした。はじめて足を踏み入れたミニカー専門店(八丁堀にあったお店。たぶんコジ*)のショーケースの中に見つけたのです。今から思えば、小学生の分際で(笑)って感じですが、お年玉をはたいて買ってしまいました。当時たしか6,500円。小スケールサイズ一台に出したお金としては、いまだに最高額だと思います。(次点は、同じくMBのジャガー3.4、かな?)
 ところで、ヴィンテージ物であるアストンマーチンにほぼ匹敵するぐらい思い入れがあるのが、スーパーファスト時代の#51、シトロエンSM(1971年製)です。色は茶色メタリックにかぎります。というのも、ワイキキがミニカーを集めだしたきっかけが、その茶メタのシトロエンSMだったからです。
 ところが思い出深い#51は現在手元にはありません。それも、“大災厄”(My Collection第2回参照)によって失われてしまった一台だったのです。
 ヤフオクにおいてシトロエンSMは1000円程度で取り引きされており、現在でもけっして高嶺の花ではありません。PCの画面でちょこちょこっと数字を打ち込めば、すぐにでも入手可能なものでしょう。だがしかし、果たして思い出の一台をそんな簡単に手に入れてしまっていいものか。なんとなく躊躇しているところです。
 ふだんはあまたの美女達をはべらしつつも、初恋の女性に会うとなると緊張してしまう、そんな心境……?(笑)

今月の一台……1:68 アストンマーチン DB2/4(MATCHBOX)
訂正のお知らせ(2003/8/13
 My Collection第3回・解答編をちょっと訂正しました。昔買った書籍を眺めているうち、記憶違いに気づいたものです。

さがしもの、見つけた!……××××編(2003/7/5
 右の画像は、今週、某店の個人売買コーナーで見つけたモデルです。
 いろいろ調べてみたら、ちょっと長くなりそうな予感がしてきたので、本稿は別コーナーに移行することにしました。このモデルの正体については、My Collection第4回をご覧下さい。
レアなマセラティ・ボラ(2003/6/30
 本日、フリマにてジャンク品のマセラティ・ボラを見つけました。(中国製、ブランド不明)
 塗装がだいぶはげ落ちているとはいえ、見て下さい、このシャープなフォルム。もしもミント状態だったら、小スケールで最高のボラかも知れませんね。
 マセラティ・ボラと言えば、マッチボックスのスーパーファストが一番知られているとは思いますが、あのモデルはちょっとフロント突端のカーブが甘くて、実車とはかけ離れた感じとなっています。あるいはMB製は、ジアジアーロのデザインスタディをモデル化したものなのでしょうか。
 今日入手したボラと非常によく似た雰囲気のモデルに、アルゼンチンのブービー製があります。はじめワイキキも、てっきりブービーのコピーだと思って、小躍りして買い求めたのでした。ところが、帰宅して確認してみると、このボラは、ブービーとは明らかに違う点があったのです。さらに言えば、MBとも、ヤトミンとも、スペインのミラ製とも異なるボラなのです。お手元に同車のモデルがある方は確認してみて下さい。どこかが違います。(画像が小さくて、わかりにくいのはご容赦!)

 画像のボラには、ボンネット上にラジエーター・フードヴェント(空気取り入れ口)のスリットが再現されています。ところが先にあげたどのモデルにもそれがありません。思い出して下さい。MBのボラはフロント部がのっぺりしていましたね。ちなみに、「サーキットの狼」に何度かヤラレメカ?として出てくるボラも、のっぺり君です。
 実車では比較的後期のモデルにフードヴェントがつけられています。フロント部等を後発のメラクと共有することとなって、その際に追加されたものでしょうか。つまり、フロントのっぺりタイプは初期型ボラの特徴なのです。また、画像のモデルはフロントバンパーが大きく張り出していますが、(不細工)だけのものです。
 MB製ともブービー製とも外見が異なる後期型ボラ&米国仕様!となると、もしや希少車なのではという期待がかかります。果たして、新たな希少車の発見なのか? ……その答えは今度の週末にでも。

(追記)
 
残念ながら、上のアリタリアカラー風ボラは希少車というわけではありません。
 
右のWTのボラ(W.T.8106)がまさしく後期型&米国仕様の外観を呈しています。他に、“W”というブランドにも同じようなボラが存在するようです。なお、W版は大きなリアウィングがついているのが特徴的です。
 とはいえ、フォルムとしては上のボラの素晴らしさにはかなわないでしょう。このボラをリリースしたブランド、そして他のラインナップを是非とも知りたいものですね。
(2003/07/5)

希少車とは?(2003/6/17
 「××台限定生産!」「○○イベント記念!」「レア!」といった言葉は、使い古されているとはいえ、相変わらず我々コレクターの血を騒がせますね。
 ですが、ワイキキのようにモデルの色ちがいや微妙なバージョンちがいに興味がなく、できるだけ多くの車種を集めたい人間にとっては、むしろ、入手性うんぬんによるそのモデルのレア度よりは、小スケールミニカーの世界全体、その中での希少性のほうが重要だったりします。絶対評価ではなく相対評価(あるいは横断的視点)ということでしょうか。全世界1000台限定のうんたらよりは、たとえ50万台出荷されていたとしても、トミカにしかない車種のほうがはるかにありがたいわけです。
 こうした観点にもとづき、本サイトでは、あるブランドからしかリリースされていないモデルについて「希少車」と表示します。希少車という言葉は、ワイキキの思いつきを受け、「小さな自動車博物館」(Little Automotive Museum)の館長であるはろーさんが考え出されたものです。この素晴らしいサイトは2003年6月現在更新を停止されていますが、資料として、トミカの外国車とシクの希少車一覧が掲載されています。
 希少車の定義(「博物館」版をワイキキが修正)
  1. ある特定のブランドでしかリリースされていないモデルを希少車とする。
  2. 年式ちがい等は、外観上明確な差違があれば認める。
  3. レース仕様、ラリー仕様等の競技車は、そのベースとなる市販車が希少であるかどうかを判断基準とする(当然、競技専用車はそれ自体で判断)。ポリスカー、ペースカー等も競技車に準ずる。
  4. 実車が存在しない車種は認めない。
  5. 同じ金型を使っていても、別々のブランドからリリースされているモデルは認めない。
  6. 明らかにコピー品であっても、そういうモデルが存在する場合は認めない。
  7. ショップや企業、個人による特注モデル、二次加工モデルはややこしいから認めない。
 希少車の例
   1の例 トミカのパンサー6(希少車)
   2の例 トミカのロータスヨーロッパspl(希少車) 
   3の例 トミカのアルピーヌA310ラリー(not希少車)、トミカのアルピーヌA442ターボ(希少車)
   4の例 ホットウィールの一連のオリジナルモデル(not希少車)
   5の例 某ブランドのポルシェ935-77ターボ(not希少車)
   6の例 トミカの童夢零(not希少車)
   7の例 事例調査中

 また、当サイトでは、SUVや商用車、特装車、フォーミュラカーなどは基本として扱いませんので、こういった車種についての判断は行いません。
 なお、希少車というのは、コレクションにあたっての重要な視点にはちがいありませんが、希少車の多寡が、そのままそのブランドの評価を決定づけるものではありません。たしかに希少車を多くリリースしているブランドはありがたいものですが、一見、希少車が少ないようなブランドでも、他社に先駆けて、ある車種をモデル化しているというケースも数多くありますよね。
 
当サイトで紹介しているモデルや、その他のモデルについて、「これは希少車ではない」「希少車である」等のご指摘があれば、掲示板に書き込みして下さると嬉しいです。微力ながら検証のお手伝いもできると思いますし、もちろん「希少車」自慢もお待ちしています。

今月の一台……1:66 アルファロメオ ジュリア カングーロ(PENNY)
祝・OVER500台記念!(2003/5/29
 先週末に入手したWT勢で、ついに500台を突破しました!
 といっても、コレクション総数のことではありません。数年前より入力をはじめたエクセル版データベースに登録した台数です。
 データベース導入のきっかけは、4、5年前のRACING CHAMPIONSやJOHNNY LIGHTNINGの新製品ラッシュでした。ただでさえアメ車にはうといのに、もー何がなんだか。悔しい思いをしないように、とりあえず購入済みのモデルをデータ化しておいてダブりを避けようというわけです。500台目、WTのフォードGT70
 当初はデータをPDAに収めて、怪しいと思ったら店で確認するつもりでした。おお、なんと素晴らしい考え! ところが、パームだの、WINDOWS CEだの、NEWTONだの、PDA選びに時間がかかってしまって(笑)、そのアイディアは結局実現しませんでした。今だったら、自分のサイトにデータを置いておき、iモードで見るというのが一番現実的でしょうか。
 他のコレクターの方々は、この問題をどうやって解決してるんでしょうかね? トミカやHWの色違いまで集めている人は、もっともっと大変そうな気がしますが。
 購入時の確認用には役に立たないものの、ある程度データがまとまってくると、それなりに面白いものです。入力した500台の内訳をみると、データベース導入後に入手したモデルが8割、以前から持っていたモデルが2割といった感じでしょうか。ブランド別のトップはHWで、次いでトミカ、JOHNNY LIGHTNINGの順ですね。マッチ箱が意外に少ないのには理由があります。ミニカーブランドの種類は40、実車ブランドは60をちょっと超えています。
 
それにしても、コレクション全体を入力し終わるまで一体あとどのくらいかかるのか、想像もつきません。というのも、MBを含む、90年以前に入手したモデルのほとんどは実家に置いてあるからです。

さがしもの、見つけた!……マジョレット編(2003/5/5
 フランス生まれのマジョレットは、トミカ、ホットウィールに次いで、街でよく見かけるメジャーブランドでありながら、ある特定の車種を入手しようとすると意外〜に厄介なジャジャ馬娘ですね。
 マジョレットの輸入元であるカバヤのサイトにも、「希望の車種だけ売ることはしまへんで〜」という意のことがはっきり書かれています。このあたり実際、どうなんでしょ?
 さて先週、毎日のように通っているストアに、1、2ヶ月ぶりにマジョレットの新アソートが並び、幸運にもその中に、以前から一番気になっていた未入手モデルを見つけました。
 NO.275、フォード エスコート ラリー、PCゲームのパブリッシャーであるINFOGRAMESカラーです。同社がリリースするV-RALLYのロゴが目立っています。
 INFOGRAMESにはRALLY MASTERSというラリーゲームもあるのですが、ちょうど今ワイキキは、そちらのほうを週一回ぐらい身内とネット対戦しているところです。エスコート ラリーの存在を知ってからずっと探し回っていたのですが、まさかINFOGRAMES仕様だったとは。なんかタイミング良くって、また一台、思い入れのあるモデルが加わりました。

ミニカー・サイトの立ち上げにあたって(2003/4/29
 2003年4月29日、本サイトはゲーム紹介サイトのANNEX HALLとしてスタートします。
 あと2、3年は様子見してからミニカー専門サイトを立ち上げようかとも考えていましたが、まあ今回様々なタイミングが重なったということで、思い切ってコレクションのページを併設することにしました。
 とりあえず、このサイトの方向性は次のとおりです。
  
●他の日本語サイトでは見られないモデルの画像を前面に出すこと。
   
(ただし、他のサイトと勝負する(?)ものではありません。)
  
●メジャーなブランドもマイナーなブランドも公平に扱うこと。
   
(ただし、サイトのカラーとしてトミカとホットウィールはあまり扱いません。)
  
●紹介にあたっては、各モデルに関するエピソードをできるだけ盛り込むこと。
  
 (ただし、役に立つ情報はあまり持ってないので、ごく私的な思い出話が多いかと思います。)
  
●各モデルについて金銭的価値にもとづく評価はしないこと。
  
 (ただし、格安で入手できたものについては素直に喜びます。)
 また、ゲーム紹介サイトのANNEX HALLらしく、ミニカー・コレクションのあれこれについて、サブカルチャー論的視点からも時折考察してみようかな、な〜んてことも考えています。ビギナー向けの解説も一応まとめていくつもりです。
 最後に……。今回のサイト立ち上げのきっかけとも言うべき、そう、某所にてミニカーについて語り合うことの喜びをワイキキに教えてくれた、知識と見識にあふれた方々にあらためてお礼申し上げます。これからもよろしくお願いします。

今月の一台……1:64 フェラーリ166MM(KYOSHO)